Joint by Joint theoryって聞いたことありますか?
これは理学療法やアスレティックトレーニング領域において世界的にも広く浸透しているカラダのルールです。
人間の関節は主に動く関節『Mobility』と主に安定する関節『Stability』に分類されます。(下図参照)
図を見ても分かるように、可動する関節(Mobility)と安定する関節(Stability)が隣りあう形で存在しています。
さて、ここで皆さん以下の動きを試してください。
1. 足を伸ばして座る(長座)
2. 膝のお皿を上から押さえて、膝から下のみ左右にワイパーのように動かしてみる
さぁ、どうでしたか?もし動いたのであればその方の膝の靭帯は無いものと考えられます(笑)または股関節から動いていたと推測されます。
膝関節はどういう動きをしますか?と質問すると、曲げる / 伸ばす以外でよく返ってくるのは、体操でよく行われる膝回しです。しかしながら、あれは股関節が動いているだけですよね、膝関節の主な動きは屈曲 / 伸展です。
可動する関節が何らかの理由で動きづらくなると、その影響から安定する関節へ負担がかかりケガや痛みにつながる可能性が高くなります。
【例】 足関節の捻挫による可動性の機能不全 → 足首が曲がりづらくなる → 膝関節へのストレス増 → 靭帯損傷やジャンパー膝などケガや痛みのリスク増
ケガが治ったとしても、機能不全が解決されていなければまた同じ問題を繰り返すことになりかねません。特に膝のケガは復帰まで時間がかかることが多く、予防や再発防止の観点からもこのような知識は誰もが持っておく必要がありますよね。
このような原理原則をに基づいて、HOUSEでは運動指導やトレーナー相談の対応を行っております。